本日念願の裁判傍聴デビュー。
有給休暇中のわたしは、早起きして元同僚さんと霞ヶ関へ。
A1出口を出ると、そこは裁判所。
重々しい3文字の明朝体の看板が出迎えてくれます。
颯爽と冬空を歩くいい靴をはいた人たちは、
検察か、弁護士か。
わたしは一般入り口に並び、飛行機を乗る前みたいな
手荷物チェックをクリアして、
人が集まってる本日の公判リストがある冊子の前に。
いわゆる傍聴マニアさんたちは、この冊子をみながらメモを出し、
今日傍聴する公判スケジュールを立てる。
わたしも初めて感を見せないように、同じようにぺらぺらと刑事裁判の
冊子を開き、わいせつ、殺人系をチェックする。
まずは、10:00からの「殺人未遂」という今日の目玉的な公判へ。
「審理」ってなんだろうとか思いながら。
そしたら、この裁判は裁判員裁判だったんだ。
だから、検察官も弁護士もとってもわかりやすい丁寧な言葉で
わかりやすく話してくれていた。
父親が自分の娘(次女)をカッとなって背中を包丁でさすという痛ましい事件。
しかも被告の父親は75歳の高齢。
子供の頃に長女に性的いたずらをしたこともあるという過去。
それが次女と妻にばれて、次女が執拗に責め立てた。
そしておこってしまった事件だった。
この家族各々が、家族だからこその愛情と憎しみと怒りと情けなさ、
いろんな微妙な感情がブレンドされて、
考えるのも嫌になって、でも考えなくちゃいけなくて、
ゆるせなくて、でも助けなくちゃいけなくて、
でも、でも、でも、でも、でもでもでもでも…
そんな感情がまみれてまみれて
それを丁寧に組み立てている検察と弁護士と裁判官。
私は殺人未遂ではなくて、障害事件だと感じたけど、
ちゃんと落としどころをみとどけようと思いました。次回判決。
そのあとは、裏DVD販売して捕まった30代のおっさん。
声が小さくて裁判官におこられていた。
検察にため口で攻められてた。完全なるだめだめさ。
なんかこうゆうのになれてる感じだった。
さらに、だめだめだったのが、覚せい剤取り締まり法違反の女。
顔はむくみ、小学生みたいにちょんまげ結わきした30代の女の人。
ゆくゆくきいてたら、5回服役してて仮釈放されて2ヶ月で大麻をあぶったらしい。
なんかさ、地元を歩いてたら偶然売人にあって、
無理矢理手渡されて、ちょっと使って、残りはトイレに捨てたんだってさ。
検察が言う通り、それなら初めから全部捨てろよ。
子供もいるみたいで、今回のことで親に縁を切られたから、
病院にいきたいと必死でひたすらいってたけど、大切な病院名を間違えるという
完全に脳がやられているのか、全くレベルの低い話だった。
そのあとは、売春、児童福祉法違反の27歳の男。
「援デリ」という出会い系の仲介業を経営。
19歳として雇った売春婦が実は17歳だったことで、ひっぱられる。
1回2万で女の子と折半。
この17歳の女の子は、月20−30万稼いでたらしい。
セックスってそんなものなのか。。。。。
この女の子が残念に思うよ。どうしちゃんたんだよーーーーー!
ちゃんと恋愛してよ。お金じゃないでしょ、、、。
にしても、安くない?
甘い汁をすって稼いでいたこのへなへな男の態度は至ってまじめ。
しかし、着ているスーツがテカテカの光沢スーツで、
もってた鞄がアルマーニっぽいクロコダイルの型押しバッグ。
私はこれがとっても気に入らなかった。
父親が証人で登場。この父親、地元の郵便局長らしい。
どんだけ親不孝なのか…。この父親がでてくるの瞬間がとっても痛かった。
でも父親が腹をくくっている感じ、もうどうしようもない感じが
裁判の厳しさを感じさせる。
もう体裁なんて糞くらえだ。ちゃんと裁判をやり遂げようとしっかり
勉強している感じ。いかに刑を軽くするかが勝負だ、といわんばかり。
ボランティアとか、家族思いだとか、環境だとか、
この男、稼いだお金100万を、東日本大震災の義援金として弁護士会に
寄付したという。
売春組織は、誰かを傷つけたり、痛みが伴う訳じゃなく、
みんながそれぞれいい思いができるから、罪の意識が低くなると検察。
確かに。
そのまま被告はまたされ、判決が出る。
1年半の懲役 50万の罰金、3年の執行猶予。
安心している弁護チーム。
しかし主文終わりで、裁判官が言った言葉に唖然。
そもそも学生時代にバイトをしていたホスト時代からの流れでしょう…
いままで「ホスト」なんて言葉は出てこなかったんですけど。
なにそれ。
でも、まてよ。
そっかーーーーー!
だからこのスーツなのね。
だからこのバッグなのね。。
貯金が270万あって、寄付と準備金で170万つかったらしいんだけど、
残りの100万でスーツをかえよ!とただただ思いました。
きっとさ、少し時間経てば、ちょっとした武勇伝みたいなかたちで
仲間に自慢するタイプだと確信したけどな…。
最後は、交通事故。
この弁護士がすごかった。一人で1時間以上語る。
同じことを何度も何度も。
20ページくらいある資料をぜ〜〜〜〜んぶ読んでた。
飲酒だけが理由じゃないってことをずーーーーとね。
検察官はイラだちを露にし、咳をしたり、椅子をならしたり、
何度も時計をみたりと、こっちもすごい。
最後、検察がなにかいうかな?と思って期待して待っていたのだけど、
裁判官が1時間の話を20秒くらいでまとめて閉廷。
え〜〜〜〜〜〜!?
この被告、すっごいまじめそうだった。
エグザイルのMATSUさんみたいで、とっても真摯に向き合ってた。
もうお酒は飲まないっていってたけど、本当に飲まなそうだったよ。
事故はしょうがないけど、でもこの緩みがこんな形になってしまうんだ。
ふぅ。
そんな感じで1日を終えました!
長かった〜〜〜〜〜。